やっと終わる

おそらく人生で最後になると思われる18切符を使った旅行。その記録も今日で最後を迎えます。四日目。もうすでに忘れてる部分が多いかと思うけど、最後の一日は初日とおんなじでほとんど電車だったから特に何もないんだ。




四日目。最後の日、京都駅から朝5時半の始発に乗って出発。朝早いからかなんなのか分かんないけど改札口に駅員さんがいない。18切符にはんこ押してもらいたかったんだけどいなんだもんしょうがねえ。そのままスルー。電車の中では案の定寝まくり。またしても終点で起こされる。こんなふうに、電車乗る→寝る→起こされる、の繰り返しで仙台まで帰って来た。
この日の乗り継ぎはかなり合間の時間が少なくて、飯食ってる暇がほとんど無かった。そのせいで昼飯がかなり遅くなった。確か大宮まで何も食えなかったような気がしてる。大宮のNEWDAYSでおにぎりとパンを買って食ったんだ、確か。
それにしても東海道本線はどうしてこう乗客が多いくせに車両が少ないんだろう?特に米原から熱海までの電車。3両ってどうなん?田舎のローカル線じゃないんやしさ、みんなめちゃくちゃ立ちまくってんじゃん。「え〜、列車、大変込み合いまして、ご迷惑をおかけしております」じゃねーよ。そんなアナウンス入れる前に車両増やせばいいじゃん。イミフ。逆に東北本線は割とガラガラ。15両もいらないんじゃ・・・。うーん、謎は深まるばかり。まあこっちは余裕を持って座れるからありがたいけど。
途中、郡山かどっかで10分くらい電車が停まるときがあって、なぜかその時おじいさんが俺をとんとんと叩いて起こして降りるぞーみたいなジェスチャーをして降りていった。半分寝ていた俺はもう仙台着いたのかと思って慌てて降りてみたものの、そんなことはなく、また電車に戻ってお眠り。あのじいちゃんは何で俺を起こしたのだろう?なぞだ。
で、無事に乗り換えに失敗する事も無く、夜8時52分に仙台に到着。その足で駅裏のらーめん屋「くろく」へ向かう。狙いはお盆限定の「あっさりしょうゆラーメン」。60食限定で、俺が最後の一つだったみたい。間に合って良かったー。うん、うまい。満足。しかし、どうも俺は限定とかっていう言葉には弱いなー。もう食えないって思うと多少無理してでも食いたくなってしまう。まあ美味しいからいいんだけどさ。
そんでまあ、バスに乗ってお家に帰って、今回の長い青春18切符を使った、「四日連続始発列車に乗って友達に会いに行こうの旅」は無事終わりを告げたのでした。ちゃんちゃん。






ここでちょっと宣伝。「くろく」の紹介をします。このお店は今年の春仙台駅の裏、BiViのすぐ近くにオープンしたばっかりのお店なんだけど、一見してラーメン屋とは分からないそのお店の造りはかなり凝っていて、普通のお洒落なバーのような雰囲気。肝心のラーメンのお味はといいますと、化学調味料を使ってないのでくどくどとした旨味とかはない。しょうゆと塩の二つと、つけ麺の三種類がメインのメニュー。麺も自家製。店内にある製麺機で作ってます。
この通常メニューも普通に他の店では食べられないような味で十分美味いんだけど、このお店を語る上で外せないのは、限定メニューの存在。何しろ毎週金土日の三日間、「気まぐれ週末限定」と題して毎回違うメニューでのラーメンを提供してくれるのだ。今年オープンしてから数十週間あったけど、一つとして同じメニューは無かった。しかもどれもそれなりに美味い。というか、かなりつぼに入るメニューもあったりして通常メニューに加えて欲しいくらいのものを出してくる。恐るべきはその引き出しの広さと深さ。魚介から動物までなんでも自由に扱い、イメージした味を作り出してしまう。参った。
今までの週末限定で気に入ったのをいくつかあげてみると、鶏だしのあっさりらーめん、生姜がきいたあっさりらーめん、冷たいトマトらーめん等々。特に生姜のあっさりらーめんはかなりのお気に入り。金曜の夜に食べに行って次の土曜日の昼にまた食べに行ってしまった。とまあ、何が言いたいかというと、かなりのお勧めのお店なので、もし良かったら是非一度足を運んでみてくださいってことだ。場所はBiViの横、吉野家がある通りをもう少し奥まで進んだところ、居酒屋の隣だったかな。暖簾が出てて「らーめんくろく」って書いてあります。いつもバイクが停まってる。